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UM SE530X6の周波数特性グラフの比較



届きましたSE530X6の周波数特性を他のIEMと比べてみました。
SE530X6は3Way 3Unit 6DriverのカスタムIEMです。

まずは元のShure SE530との比較。
SE530X6 SE530
赤:SE530X6青:SE530
高域のピークのでき方が違っています。
おそらく共鳴管の長さと高域のドライバがまったく違うものになったためでしょう。
2~4kHzあたりが似ています。この帯域のあたりでSE530の低域ドライバが使われているのではないでしょうか。

一個目のカスタムIEMの1964-Tとの比較。
SE530X6 1964-T
赤:SE530X6青:1964-T
カスタムIEMメーカによってどこに高域ピークを持ってくるか音作りに違いがみられます。
個人的には1964のように8~10kHzにピークを持ってくるより5,6kHzあたりで持ってきたほうが不快な高域の刺さりが無く良いように思います。

UMの試聴機Miracleとの比較。
SE530X6 Miracle
赤:SE530X6青:Miracle
ほとんど同じドライバ構成で中域のドライバのベースポートがあるか無いかくらいの差ではないかと思っていますが、結構高域と低域の量が違います。
ネットワークが変えてあるか、試聴機とカスタムIEMの密閉度と共振管の長さの差だと思います。
2~4kHzの音も違っているのでここはSE530の低域ドライバのベースポートの効果かと思います。

UMの試聴機Merlinとの比較。
SE530X6 Merlin
赤:SE530X6青:Merlin
Merlinのほうが低域の低いところに集中して山があります。
ただこれも試聴機で十分な密閉がされていないからか低域が少ないように思います。
高域はTWFKのネットワークが違うのか波形も違う出方をしています。

UMの試聴機Mageとの比較。
SE530X6 Mage
赤:SE530X6青:Mage
高域の形は似ていますがそれ以外は似ていません。
また十分な超高域の伸びが試聴機であるためかMageには見られません。

Westone3との比較。
SE530X6 W3
赤:SE530X6青:Westone3
SE530X6も結構なドンシャリですが低音の量ではWestone3には適わなかったようです。
ただWestone3は低域の山が中域にもかかっているため、SE530X6のほうが低域の沈み込む感じが出ていてキレの良い気持ちが良い低音です。

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分解能、解像度、分離度について。

FFT Sample

よくオーディオレビューなどで分解能、解像度、分離能についてよく熱い議論が交わされます。
このブログではそれらをどのように定義しているのか?書いていきたいと思います。

基本的に私のブログの用語は大学の音響工学の研究室で使っていた使い方がほとんどです。
分解能はデータ化、数値化される前の音波、波動式をFFTなどの課程でプロットしてしまうのでそのプロット数の多さがすなわち分解能と呼んでいました。
これは例えば1Hzあたりにいくつプロット(ビット)をとるかという事である程度数値化できます。
当然プロット数が多ければデータは多くなり、細かく波形を表すことができ分解能が良い、高いと言います。
つまり分解能とは人間の感覚や感性からくるものではなくデータを元にした数値で表せられる解析能力のことです。
よって人間の感覚、感性を元に文字におこすレビューにはあまり適切ではない表現だと思われます。

では解像度はどうでしょうか。
解像度は情報通信の画像処理で使う用語でこれも基本的に数値化できます。
これにはdpiという単位があり走査線によるスキャナやブラウン管画面等の性能表記だったりします。
つまり基本的には解像度は人間の感性には直接には関係なく音楽のレビューに使うにはあまり向かないと思われます。

分離度についてはよく上の二つほどではありませんがレビューで見かけるのですが使ったことが無い上に、調べてもはっきりとした内容が出てこないので正直わかりません。
分離"度"ということは数値化できるのでしょうか?
数値化できるとしたらやはり上二つと同じで人間の感覚や感性に頼るレビューで使うのは適当であるとは思えません。

ではこのブログではどんな用語を使っているのかといいますと。
解像度が高そうな細かい音まで聞こえる感覚→解像感
楽器やボーカルの分離(しっかり分かれている聴こえている)している感覚→分離感
と造語で定義しています。
分解能は分解感と表記するにはなんか語呂が悪いので使用しておりません。
音楽のFFTなど別の機会に使うと思うのでその時のために分解能はとって置いてあるのもあります。

関連記事
音響工学・オーディオ用語
http://crazygeek.blog96.fc2.com/blog-entry-126.html


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【学習】 カナル型イヤホンの高域特性について 1964EARS 1964-T編

sonoveさんのブログの「バランスドアーマチュア型イヤホンの周波数特性って大体どんな感じ?
を読んでいつかはやってみたかったこと。
http://sonove.angry.jp/BA_FR.html

実際は音響抵抗や耳道の複雑な曲がり、振動版の硬さ、マイクの高さ、フィルタの反射があるので公式どおりにはいきませんが考察まではまとめてみようと思いました。
一応電磁波工学の講義で導波管の理論の応用で反射や共振で打ち消しあったり、強め合ったりすることも考えたのですが今回はそこまではいかず簡単なところをまとめてみました。

測定方法はこんな感じ。
マイクはWM-61Aを金属ハウジングで覆ったもの。
人間の成人の耳道の長さ約3cmを考え1964-Tのカナル部分が1cmだったので、
カナル開口部からマイクの振動板まで2cmになるようにカプラを作成。
高域担当BAのユニット位置かあら振動板とカナル開口部までの長さは1.2cmで計算。
管の太さで音圧の変化、カナル部分から見た仮想耳道の容積が大きいのでカナル管の開管共振も考慮。
同じく耳道に比べてカナルの穴が小さいので閉管共振も考慮。
もちろん振動板の柔らかさ、フィルタや音響抵抗の密閉具合の阻害もあるのでそれらの開管共振も計算した。

1964-T測定

そして以下のように計算して測定グラフでその周波数の要素の可能性を挙げただけ。
1964-T 考察

1964-T 考察グラフ

なんとなく一致しているように思います・・・
が、確証はできません。
これを第一回としてシリーズ化してさらに細かく述べていければよいのですが。

※間違ったところ、何かアドバイスなどがあったら教えてください。(計算は途中暗算でやったのでいい加減です)

tag : 学習

音響工学・オーディオ用語とか



音響工学用語、オーディオ用語についてです。
その意味、もしくは正しい読み方・書き方などをまとめていきたいと思います。

音響工学用語・一部(学術上の理系、工学系の法則に一応準拠していると思います)
イヤホン - イヤホンのこと。学術上イヤフォン、イヤーフォーンとは言わない。
ヘッドホン - イヤホンの一種。イヤホンに属しているオーバーヘッド型イヤホンのこと。
音場 - オンジョウ。音の存在する空間。学術上オンバ、オトバとは言わない
ドライバ - 振動版、ドライバのこと。学術上語尾の長音は記さないためドライバーとは書かない。
スピーカ - スピーカ、ラウドスピーカのこと。これも同じく学術上スピーカーとは書かない。
ダンパ - 一般的には振動する物体を減衰する装置言うが、音響工学では物体を支える役割も果たす。
スチフネス - 硬さ、stiffness。音響工学では振動版やダンパ、エッジの硬さを指すときに使う。
等ラウドネス曲線 - 人の耳で同じ大きさに聴こえるカーブ。
ステレオフォニック - 左右2つのスピーカで音声を再生する方式。略:ステレオ。
インピーダンス - 圧と流れの比を表す単語。音響工学ではZ = R + Ri + jωL + s/jωで表される。
動電型 - ドライバの種類。ダイナミック型・ムービングコイル型のことを言う。コイルが動く。
静電型 - ドライバの種類。コンデンサ型のことを言う。金属、金蔵蒸着フィルムが動く。

当ブログのオーディオ用語(当ブログ限定かもしれない)
音圧バランス - 耳で聴いた印象の全体の低・中・高音域音の音圧のバランスを示す。音質、解像感は表さない。
解像感 - 解像度では度数など明確に数値化されるものと定義するので、画像・カメラ用語の細かい描写力を表す解像感を音の細かい再生能力のこととここでは定義する。
音場 - オンジョウ。音の存在する空間のことを言うがここでは音の広がり、距離感を表す。
臨場感 - 実際その場に身を置いているかのような感じ。
分離(感) - 音が一つ一つ混ざり合わないで聴こえてくる印象の度合い。
定位(感) - 音像の配置関係が左右以外にも遠近方向に渡って表現される情況を言う。
沈み込み - 低域の中でも100Hz以下がフラット以上の音圧で、より強く出ている時感じる地を伝ってくるような低音。
擦れ - 高域で一定以上の音圧で感じる耳への刺激。<刺さり
刺さり - 高域で一定以上の音圧で感じる耳への刺激。>擦れ
ボワつく - 低域での振動版の制動性の不安定化もしくは音の共振などで本来の音とかけ離れた時生ずる低音のボヤけ。
艶 - 中高域で生じる音の程よいボヤけ。(→エロさ、エロい)
final audio design - 演奏者の情念をリアルに再現する音響機器を製造販売するメーカ。(→音は「力」)

一応授業で使った教科書

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tag : 学習

HA10miniを測定してみた。RMAA編

今回作ったHA10miniを測定してみました。
あくまでこの測定は私のHA10miniでの結果でありどのHA10miniが同じような傾向になるとはかぎりません。

測定方法はiPhone4のDockからHA10miniへそしてPCへ接続しただけです。







う~ん。市販のオペアンプ使ったポタアンと比べるとあんまり良くないかな。
クロストークも人間の聴覚上問題ない程度とはいえあまり好ましい結果ではありません。
やはりこれは手作業でのコンマ数ミリ単位でのハンダ付けの部分が響いているのかも。

もうちょっと分かりやすく周波数特性のグラフを出力してみました。
HA10mini Freq
やはり聞いたとおりのハイ上がりのようですね。
高音の刺さる1964-Tと組み合わせるとかなり強烈な個性が生まれそうです。

バーンインで改善されていく可能性があるので、この結果はバーンイン10時間目と思っていてください。

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Author:crzgk
初めまして!オーディオ関係のブログを書いてます。
聴くだけでなく、測定し分析するそんなブログを目指しています。

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crzgk.fc2あっとまーくgmail.com (←あっとまーくを@に)

このブログを見るにあたっての
音響工学・オーディオ用語
http://crazygeek.blog96.fc2.com/blog-entry-126.html

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